☆ 旅先で楽しい旅程を過ごし、一日の締め括りにホテルのベッドにダイビングし ”ふぁー”と寝転ぶ瞬間の幸せはこの上もない。しかし疲れた体を休めようとベッドに入るもなかなか寝付けないという経験はないだろうか?眠ろうとすればするほど目が冴えてしまいそのまま朝を迎えてしまったという方もいるのではないか…管理人もホテルで宿泊する際、家とのサイズ感の違いで、広い部屋のあちこちに気が分散し、眠れなくなったという経験がある。今回はホテルで眠りにつく前に確認しておくと便利なことを紹介します。
照明の話
眠りにつく前に確認しておいてほしいこと。その一つ目は照明だ。
自宅のベッドルームの何倍もある、慣れない部屋で宿泊する際に、夜中に起きてしまった時の不安を解消するにはベッドからトイレまでの導線を前もって確認しておくことだ。
クオリティの高いマットレスとボトムを使用すると、ベッド自体の高さがかなり高くなる。
夜中に目が覚めて足をベッドから下にぶらんとおろし、スリッパを履き、暗闇のなかでどっちがトイレの方向だったかなかなか思い出せず、すべての電気を点灯しながら歩いているうちに目が冴えてしまったり、暗い中、うっかり壁にぶつかるなどの危険性がある。
その際に役立つのがホテルのベッド下に設置されているフットライトの活用である。
ベッド横にあるコントロールパネルのスイッチは夜間でもどこがスイッチかわかるよう、
フットライトなどを示してくれるボタンが点灯している。
便利な一方で光に繊細な方の中には、その光が就寝の際、気になる場合もある。
その際は紙などで隠しておくようにしよう。
管理人のおすすめは、夜間はバスルームの電気だけ付けておき、バスルームのドアは閉め、
トイレに起きた時にほんのりドアの隙間から漏れる光を目指して歩く方法である。
もう一つはドレイプ(カーテン)の中央部分を数センチだけ開けておき、
内側のレースカーテンだけにしておき、月明りを取り入れる方法により、入眠の際、高い安心感を得ることができる。
消灯後に段々と目が慣れて来るのでその間に、トイレと入り口ドア(非常口)位置の確認を済ませておけば、夜中に起きても困ることがない。
ホテルの照明はターンダウンサービス(お休みの準備)の際、ダウンライトに切り替えるため、午後5時過ぎは間接照明により、睡眠リズムを安定させるホルモンである、メラトニンが分泌しやすい環境になっていることが多い。
通常の室内照明は約150~500ルクスの波長の短い(青白)光だが、ホテルではお休みの準備の際、ベッドを整えると同時に、暖色系の間接照明にスイッチし、直接光が目に入らない環境を作るよう配慮している。
ご自宅で単色照明をご使用の場合は、是非白熱灯からダウンライトなどの暖色ライトに変更することをおすすめする。
枕の話
ホテルのベッドには通常2種類以上の枕が用意されている。
これはベッドを豪華に見せてくれるだけではなく、ゲストひとりひとりが快適な枕を選べるようにという配慮から最初からセットされているのだ。
ピローの種類には主に下記のようなものがある。
(ベッドにセットされている一般的な枕)
- フォームピロー(固めの枕)
- フェザーピロー (羽根枕・柔らかめの枕)
(ホテルによって異なるがリクエストに応じてくれることもある枕)
- そば殻枕
- 抱き枕
- いびき防止ピロー
- アロマピロー
- ノンアレルギーピロー(羽毛などのアレルギーがある方用)
枕選びは、個人の体形、特に首の長さや頭の大きさにより異なる。
また枕の材質も好みが分かれるため、一つの枕に断定はできないが、大切なのは、ホテルにあるベストフィットの枕を工夫し寝やすい快適な状態を作り出すことである。
枕にこだわる場合は、ホテルで提供してもらえる枕を予約の際に確認しておくことをお勧めする。
人気のある枕は数に限りがあるはずなので、予約の際に是非在庫を抑えておいてもらおう。
また最近は睡眠ロボットも導入されているので覚えておこう。
睡眠ロボットは快眠をサポートする新しいパートナーであり、ぬいぐるみのように抱いて眠る「ソフトロボット」だ。
側でリズミカルに呼吸をすることで、あなたの呼吸や、心拍も落ち着き、リラックスすることで眠りやすい体に整えてくれる。
「管理人仕様枕の例 1」… ふんわりと頭を包みこむ最高級のハンガリーホワイトダックダウンを贅沢に使用したオリジナル3層構造 のM タイプ
「管理人仕様枕の例2」 … ダウン(羽毛)とフェザー(羽根)のミックス枕です。素材には、水鳥のダウンとフェザーが使われており、柔らかく弾力性がありながら、沈み込み過ぎずしっかりと頭を支えます。
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マットレスの話
有名なホテルブランドでは、ベッドへのこだわりを追求しているため、世界のどのデスティネーションに泊まっても同じブランドのマットレスに統一されていることが多い。
ということでホテルを選んだ時点で、マットレスのクオリティーも決まると思った方が良い。
まずは、自分の好きなマットレスが固めなのか、柔らかめなのかということを把握しておこう。
固いマットレスと柔らかいマットレスのどちらで寝るのが快適と感じるかで選択する方法と体質や寝かたにより、適したマットレスを選択する方法がある。
まず、寒がりの人には柔らかいマットレスを勧めたい。
その理由は、マットレスが柔らかい分、沈み込むことにより寝返りを防ぐので、体温を温存できるからだ。
逆に暑がりの人には固いマットレスをお勧めしたい。その理由は、固めのマットレスを使うことで、沈み込みを防ぎ、同じ面での体との密着を防げるからより涼しく寝られるからだ。
一般的な人は寝ている間に、寝がえりを10 – 30回はうつと言われている。
寝返りをうつことで腰への負担を軽減したり、寝ている間にエコノミークラス症候群のような血流をせき止めるのを防ぐ。
逆に寝返りをあまりうたない人は、就寝中同じ姿勢を保っているため、腰への負担が大きく、もし合わないマットレスを長期間使用していると深刻な腰痛の原因となる場合があるので注意が必要だ。
宿泊先で、マットレスが自分に合わない場合は、固くする方法と柔らかくする方法があるのでプロのハウスキーパーに相談してみよう。
最近はマットレスにピロートップというクッションがついているため、極端に固すぎたり柔らかすぎたりするマットレスはないが、いずれも時間をかければ微調整が可能である。
柔らかくしたい場合は、マットレスとシーツの間にもう一枚柔らかい素材を追加できる。
固くしたい場合は、ボックスとマットレスの間に固くなる素材を追加して調節することも可能だ。
ただし、寝る間際にリクエストしても対応に時間がかかるため、早めのチェックが必須である。
ご自宅でお気に入りのマットレスを長期間長持ちさせるには、一か所に体重を集中させすぎで、へたりが出ないようマットレスを年4回は回転させるなどして状態を長持ちさせる工夫をしよう。
室内環境
客室内の環境は、ホテルのエアコンシステムにも拠るが、季節に合わせた室内環境を整えることで睡眠の質がぐーんと向上する。
通常、食事や入浴などで上昇した体温が下がり始めると、眠くなるが、この季節エアコンなどで体を冷やしすぎると、逆に脳が体温を上げようとしはじめるので、逆に眠れなくなることがある。
推奨される温度と湿度の関係を見てみよう。今の季節は気温だけでなく、湿度を65%以下に保つことで快適に眠りにつくことができる。
季節 | 温度 | 湿度 |
夏 | 25 ~ 28 ℃ | 55 ~ 65 % |
冬 | 18 ~ 22 ℃ | 45 ~ 60 % |
ハーブティー(ノンカフェイン)
客室には無料のアメニティとしてお茶類が提供されている。
そこには必ずノンカフェインを考慮したハーブティーのセレクションがあるので必ず覗いてみよう。
カモミールなどのハーブティーや温かいドリンクを飲むことで一時的に体温を上げ、そうすることで、脳から体温を下げるホルモンが分泌され、眠気を促進してくれる。
その際カフェインの入ったドリンクは避け、もしノンカフェインドリンクが見つからない場合は、白湯を飲むことをお薦めする!