ホテリエが考える、免疫力の高め方「3選」

冬シーズンが到来し、またウイルスが増殖する季節となり、新種のコロナウイルス、オミクロン株の存在が気になるところです。我々とコロナとの付き合いも3年目に入り、ギリシャ文字さえも見慣れてきました。そんな中「抗ウイルス」、ホテリエが免疫力アップに効果のある「3選」をご紹介したいと思います。コロナ禍で、掃除や、香の事などに真剣に向き合っていく中で、思いついた考えをまとめたものです。更に管理人が健康の為に実践している気功的な考えや東洋医学の考え方もベースになっています。あくまで持論ですが、興味のある方は是非、参考にしてほしいと思います。

1. きれいな空気を吸う

新型コロナウイルスは、鼻や口を通して体内に侵入してきます。よって人込みから解放された自宅などではマスクを外して、常に清潔な空気環境で過ごすことが最も大切です。

さて、空気に含まれる酸素の量は、21%で満員電車に乗っていても、新緑の中にいても同じ割合であると言われています。

では空気のきれいさは何が決め手になるのか?

やはりマイナスイオンの質、量で、空気の清潔さが決まるものです。空気を清潔に保つには、定期的な換気と、空気清浄機の力を借りるのが一番の解決策です。

ホテルでは24時間換気システムを導入して、空気を管理しています。👉ホテルの空調って絶対安全?

ホテルでよく選ばれる空気清浄機は何を基準にして選ばれているのでしょうか?

  • それはHEPAフィルター搭載されている機種
  • 客室の家具にマッチしているコンパクトなもの
  • 日頃のメンテナンスが簡単なもの

HEPAフィルター(「High Efficiency Particulate Air Filter」)は、空気中に含まれる微細なホコリを取り除くために利用する高性能のフィルターのこと。粒径0.3μmほどの、非常に小さな物質を99.97%以上キャッチ可能です。

フィルターの清掃の仕方

HEPAフィルターのメンテナンス方法は、掃除機吸引によるゴミ除去か、中性洗剤で水洗いが基本です。洗った後は陰干しによる乾燥を行います。水洗いは、多くても2年に~3回が限度ですので, 機種にもよりますが、1年に1回の交換がベストです。また吸入空気にオイルミストなどを使用する場合にはさらに交換時期は短くなります。

下記の空気清浄機は上記の理由でホテルでよく採用され設置されています。

1. 【シャープ】加湿空気清浄機【プラズマクラスター7000搭載/エントリーモデル/ホワイト】

2. 【パナソニック】加湿空気清浄機【PM2.5対応/ナノイー搭載/シルバー】

3. 【ダイキン】ストリーマ加湿空気清浄機【PM2.5対応/ハイグレードタイプ】 

空気清浄機がなくても、きれいな空気を吸う方法には下記のシンプルな方法があります。

  • 定期的に窓を開けて、お部屋の換気をする
  • 空気清浄機を常備し、きれいな空気環境を作る
  • 自然の滝の近くに行き、マイナスイオンを定期的に浴びる
  • 毎日のお風呂でシャワーを浴びる

2. 香水を身につける

人の肌には毛穴が無数とあります。そして肌は常に自然に呼吸をしています。

手の消毒をはじめ、携帯、よく使用するドアノブなど、すべてのタッチポイントをホテルではアルコールで徹底して消毒しています。

香りの勉強をしていて思ったのは、私たちが自分自身を守るために、香りがウイルス防御に役に立つのではないかということです。

古い中国の文献に「邪伏膜原、表里分伝」ウイルスは粘膜に付着して伝わるということが書かれています。それなら、普段から体につけている香水をオーガニックや、精油を使用している香水に変えてみたら、自分たちが消毒を自らが行うことになるのではないかということです。

独立行政法人製品評価技術基盤機構NITEによると、コロナの除菌に使うアルコールは70%以上の濃度が有効であると推奨しています。

オーガニック香水はアルコール濃度が75%以上もあり、オリジナルのアロマセラピーで自分の好きな香水を普段から身につけることで、心地よい香りで癒されるだけではなく、アロマ精油のベールを身につけて、香りからも免疫力を引き出す手助けにもなるのではないでしょうか? 

アルコール濃度の高い香りのバリアを直接身につけることにより、細菌から身を守るのに効果があるのではないかと実感しています。

古来より香りは、魔除けなどにも使用されており、コロナ禍による精油の効能を知ることにより、「抗ウイルス」効果のある精油(ユーカリ、ラベンダー、ローズマリーなど)を選んだり、または自分が気持ち良いと感じる、癒す精油を選ぶことで、心も安定し、コロナと共存していく上で、「香り」との新たな付き合い方に期待感は高まります。

3. 掃除で精神統一する

中国の「黄帝内経」の文献の中に、「衛気充者何懈」という文があり、簡単に訳すと、精神統一さえ日頃からできていればウイルスも侵入しにくい。という一文があります。これはすなわち、身の回りをきれいに整えるために、掃除をすることがまさに精神統一に繋がるということなのだと思います。

気功や瞑想をすることも大切ですが、日々お掃除をすることが何よりも簡単な精神統一になります。コロナ禍でおうちにいる時間を利用し、掃除を通して心も空間も整え、集中力を高めて、精神統一(掃除)を生活の一部に取り入れ、是非普段からウイルスを寄せ付けない強靭な精神力を身に付けてほしいです。

ホテリエとして、今まで経験して来た色々な要素が古代の知恵との共通点を見つけることができました。気功、ヨガなどの趣味にも助けられ、一度もコロナに罹患したことがないことは、奇跡ではなく、日頃から免疫力を高める修行をしていたのかもしれません。

全てが科学的に証明されている訳ではないですが、ホテル目線の考え方が少しでも皆さんの参考になればと思い、今回は違う角度から抗ウイルス、免疫力アップをする方法を書いてみました。

オミクロンはギリシャ文字の第十五字母。「小さい」という意味です。とは言っても感染力は小さくないようですので、皆さんも気を付けてくださいね!

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