高級ホテルの過ごし方 迷惑客は出入り禁止に!

ホテルは古の頃から、旅人を癒し、歓迎するところ! いいえ、ちょっと待った!ホテルには迷惑客を登録するブラックリストのようなものが存在しています。皆さんのように、普通の行動をされていれば心配は無用ですが、あることに関し度を超えたり、ホテルの規則に従えない場合は、そのホテルばかり他のホテルに2度と泊まれなくなってしまいます。ではどのような行動がブラックリストとして歓迎されない客に登録されるのか、特にホテルに滞在することが多い方は必見です!


ホテルは24時間365日旅人を歓迎している。そのため入口の玄関も従業員のハートも広~くオープンにしています。

そしてホテルで働く私たち従業員も、24時間365日の完全シフト制になっており、いつでもゲストをお迎えできるよう準備をしています。

ホテル内には、広いゲストエリアの裏側に、普段はお目にかかれない、バック・オブ・ザ・ハウス / Back of the Houseと呼ばれる、スタッフ専用のエリアがあり、

仮眠室、更衣室、シャワー室、休憩室、食堂、自動販売機などがあり、スタッフが外出せずとも、社内でも不自由なく生活し、仕事に従事できる施設が装備されています。

ホテルは、どのような旅人にも、手を差し伸べ、旅の疲れをいやしてもらいたく、門戸をオープンにしているため、セキュリティも徹底している。

しかし時には、そのドアから歓迎されないゲストもやってきます。


ではホテルでは, どのような人が歓迎されざるゲストと思われているのか見ていきましょう。

そして少なくとも、皆さんがそのように思われる行動をしていないかどうかも確認してみてください。

いつも笑顔のホテルスタッフも、そのような場合は、心からの笑顔ではなくなるということも覚えていてほしいのです。


ホテルにとって迷惑な行為をする人、歓迎されざる客のことをUG = Undesirable Guest と呼んでいます

ホテルにはUGリストといって いわゆるホテル業界のブラックリストのようなものが存在しています。

もし、あなたが普通にホテルに宿泊しているなら、このようなUGには決してならないのでご安心ください。

しかし、中には少し常識を超えていて、度が過ぎる方も存在しているも事実なのです

それではどのような行為がホテルにとってUG=Undersirable Guestとなるのかを一緒チェックしてみましょう。


宿泊料金を踏み倒すゲスト

チェックインの際、*ディポジットと呼ばれる、宿泊預り金、またはクレジットカードの番号をお預かりします。

チェックインの際、宿泊代金の預かり金を現金にて預かります。その後、ゲストは宿泊以外のレストラン、スパ、売店などをすべて部屋付けにし、フロントに立ち寄らず、宿泊代金以外の金額を支払わないまま、チェックアウトしてしまうというケースがあります。

その後、請求するために個人情報を調べてみるも、宿泊台帳の名前や住所も実際は存在していないという場合があります。

これは悪質なスキッパーと呼ばれる手口であり、この場合は警察に届け、他のホテルにもすべての情報が共有されます。


Deposit= ディポジットとは、預かり金、保証金などのこと。 ホテルでは、チェックインに預り金を預ける必要があります。実際の手続きとしては、ホテル側はクレジットカードの控えを取るか、またはディポジットは、飲食費、電話代など、ホテルでの宿泊費でかかった費用があればその支払いに充当され、チェックアウト時に清算されます。
Skipper=スキッパー 料金を払わず逃げる人のこと。食い逃げのような行為をする人のこと。 

迷惑行為

迷惑行為の中には、滞在の他のゲストの方にも影響を及ぼす場合があります。

騒音

夜中に大声で騒いだり、宿泊人数を以外に、大勢の友人を部屋に招待しパーティなどを開き夜大音量の音楽をかけ、近隣の静かに宿泊されているゲストの部屋にも音が聞こえる、

などいわゆる音の被害や、夜中のパーティはホテルでは迷惑行為に当たります。

このように他のゲストからの苦情もある場合は、直ちに注意勧告されますが、

それでも何も変わらない場合は退出をお願いされる場合があります。

喫煙

禁煙と指定されている場所で、タバコを喫煙し、タバコの臭いにより他のゲストに不快感を与える場合です。

今は全館禁煙のホテルが増えています。全館禁煙のホテルで、部屋のトイレなどで喫煙する場合は、部屋の廊下に臭いが漏れたり、チェックアウト後に部屋に臭いが残り販売できない場合があります。

最近は、チェックインの際に、全室禁煙の館内で喫煙した場合は、罰金を課す場合が多い。

暴言 

ホテルのスタッフに対して暴言を吐く場合、これも迷惑行為になります。

ホテルの常設備品を持ち帰る

中には、宿泊人数が使用する数からは到底考えられないほどアメニティを持ってきてほしいというリクエストを受ける場合があります。

また、ホテルに常設されているローブや、アクセサリーケース、スピーカーなどの備品を持ち帰ったりする場合も常識的ではない行為とされています。

このような場合は、追ってホテルから請求が行く場合があります。

次回宿泊の際に、その記録登録され、直接注意勧告をされる場合があります。

理不尽なクレーム

またちょっとしたことに、理不尽なクレームを付け、従業員を拘束し、宿泊料金の割引を強要したりするのもUG行為です。

部屋着での大移動や、レストランの利用

ホテルでは、そのアウトレットごとにドレスコードが決まっており、ロビーやレストランでは、寝間着での大移動はやめましょう。こちらのブログもご覧ください。ホテルでぐっと上品に見える「5選」の中にあるスマートカジュアル


このようにいくつかの例を見てきました。

UGと呼ばれるゲストの行為は、ホテルによって事なり、明確な決まりはないですが、限度を超えた要求や宿泊料金を支払わずに逃げるなどの行為や脅し行為は、犯罪ともとれるような行為に値します。

そのためUGへのホテルの対応は、ホテル経営の健全化を守るだけではなく、利用客の安全を守る意味でもきわめて重要な対応になってきます。

しかし、まずはホテル側による情報伝達ミスはないか、またゲストへの説明不足や理解の至らなさが原因で起こっていないかなど根本原因をしっかりと精査し、判断することに努めています。

このように慎重に、精査をしっかりと行った後、UGとしてホテルに歓迎されざるゲストになった場合は、2度とそのホテルを含むチェーンホテルにも宿泊できなくなりますので、サービスを受ける場合でも、そのボーダーラインを越えないように注意しましょう。

もうすぐGo To が日本全国になるね。歓迎されざるゲストにならないように気を付けて泊まってね!

横向きでゆっくり眠れるよ!

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