緊急事態宣言の延長により、ホテルでは、デイユースという日帰りプランの利用者が急増している。このプランの魅力は何と言っても、優雅なホテルの客室でリモートワークをしたり、ルームサービスなどが楽しめること。コロナ禍で制限の多いレストランより、自由度の高さから、客室での新たな過ごし方として注目!
ホテルは環境優先へ
暗いトンネルの中に長いこといる我々も、ずっと静止しているかの様に見えたが、ワクチン接種も始まり、コロナが世界的に収束する頃には、同じ景色や、考え方、感じ方、ライフスタイル全てに於いて、全く違う世界、まるで大きなジャンプ台から飛び降りた時の様に感じられることであろう。変化している時は、それには気付かないものだ。
企業は、利益優先で長い間走ってきたが、これからは環境優先となり、追随して家庭やコミュニティでも同じような流れが起きている。しかし、この環境優先の社会には高額な費用が掛かり、我々がそのすべての変化を見るにはもう少し時間が必要だ。既にスーパーや、コンビニでプラスティックのレジ袋の有料化が定着してきた。管理人もたまに、エコバッグを忘れてしまう時がある。たとえ一枚でも小さなレジ袋をお願いするのに、”あ、しまった!”と感じるようになったのは良い変化と言えよう。
ホテルにとって、環境問題、柔軟な働き方へのシフト、従来のサービスに加え、客室でのリモート、オンライン形式によるイベントなど新たな選択肢も加わった。ホテルの関連会社、グループ企業のサステイナビリティーへの考え方や環境問題への取り組み方も包括し、ホテルが社会貢献を目に見える形で協力して担う時代となっている。
ラグジュアリーホテルの代名詞でもあった、ブランド品のバスアメニティを大きな容器へと変更することで、ゴミを大幅に削減できる。またプラスティック製のアメニティを生分解性の焼却できるものへと変更した。ゴミ袋や携帯に便利なペットボトルさえ、脱プラスティックへの変更を余儀なくされている。
ホテル側も、ラグジュアリーとは何か、を今一度立ち返り、環境問題について提言し、ゲストに説明をする必要がある。
そう感じたのは、従来のゲストが宿泊時に期待している豪華なアメニティの形は確実に影を薄くしており、中途半端なエコや、環境問題を語ったとしても、見た目には、ただ単にコロナの不況によるコストセービングをしているようにしか見えないからだ。
これから特に環境問題がどのような形でホテルのサービスと融合をしていくか、注目していきたい。
日本に定着した、アメニティの多さや豪華さ = ラグジュアリーという時代は終焉を迎えようとしている。ゲストがホテルに期待するアメニティの豊かさをいかにミニマルに引き算をし、クリエイティブな方法で掛け算をして、向上させるかが大きな課題となっていると感じる。これからのサービスの一つである製品に関して、色々と考えさせられ時期が来ている。
これからはホテリエの発信力(会話力)や商品選択する際のデザイン性がますます問われる時代になるであろう。こちらのブログも是非参考にしてみてください!👉「これからのホテルアメニティは脱プラスティックの時代」
デイユースの人気
緊急事態宣言の延長により、デイユースという、昼間の時間帯を利用した客室プランが人気である。このプランでは、午前中までにチェックインを済ませ、夜は宿泊せずにチェックアウトをするという新たなホテルの過ごし方を提供している。
コロナ禍で、会社への出勤数も減り、ご自宅でのリモートワークが増えて、少し飽きて来た頃でもある。
ホテルはネット環境も良く、ランチもルームサービスでt頼むこともできる。家庭では味わえないミッシェラン★スター付きのレストランからだってメニューを選ぶことができるのだ。
親子なら、チェックインを朝のうちに済ませ、近場でショッピングを楽しみ、買い物帰りに一息、アフタヌーンティーを部屋で楽しむのも、優雅なひと時である。従来はラウンジで提供されるアフタヌーンティも部屋で利用できたりと、今までとは少し違う、都会ならではの、ホテルの楽しみ方が見えてきたのだ。
この背景には、緊急事態宣言の延長により、レストランのアルコール類の提供が制限されていることが要因の一つに挙げられる。それにより客室でのルームサービスの需要が大きく伸びて来ているのだ。今までは、レストランのみ利用していたゲストも、密を避け、アルコールの持ち込みなども自由にでき、ホテルのレストラン食も味わえるというデイユースに人気が集まっている。
またもう一つの背景には、自宅でのリモートや、自宅と会社だけの往復にも飽き、我慢している海外旅行や国内旅行の代わりに、高級ホテルの客室で、素敵な景色を見ながら、旅行気分を味わい非日常を味わえると思えば、とてもリーゾナブルなプランなのである。
ホテルでも、近年は70%以上がインバウンドのゲストで占めていたため、自国ファンを増やすまたとないチャンスとなっている。プランの性質上、宿泊の荷支度をしなくてもいいので、とても気軽に楽しむことができる。今まで泊まったことがないけれど、気になっているホテルや、新規ホテルなどをチェックして、これからの旅行の幅を広げるためにも、まずはデイユースで試してみてはいかがでしょうか? 気っと自分だけのお気に入りの場所が、見つかることでしょう!
デイユースの部屋で試してみたいこと:お勧め3選
- ベッドに寝転がり、高級ベッドリネンや枕の肌触りを体感してみましょう! ブログ👉セレブなベッドリネンの選び方
- ルームサービスメニューから、ホテルオリジナルメニューを探してみよう!(有名などんぶりやカレーなどもありますよ)
- ボディーソープをお風呂にたっぷり入れて、お湯をためて泡ぶろを作り、泡に包まれる!
おまけ、小さくて大きな世界
電車に乗って周りを見渡すと、今まで遅い時間に家に帰っていたサラリーマンたちも早起きのアーリーバードに変わり、お休みの日に外出していた接待ゴルフの時間を、家でガーデニングに充てたり、近所を家族単位で散歩する人なども増えたように思える。
そういえば、この前、駅員にエスコ―トされて電車に乗ってきた車椅子の小さな少年がいた。その時に気が付いたのだが、障害があるなしにかかわらず、ほぼ世界の誰もが、車窓に映る初夏の田園風景やそよ風に吹かれる木々に振り向きもせず、携帯の小さな画面から広がるバーチャルな世界を見つめ、各々の世界観の中に浸っているのだ。その表情を見ると、車椅子の少年は、ずっと前からその特権を最大限に利用し、少年が求めている世界をすべて自分の手の届く周りに集約、配置し、個人の快適さや世界感を構築しているようだった。
一方、健康で可動域の広い、我々の方が、じーっと心で何かを我慢し続け、少しずらしたり、はみ出したりして、遊んでいる彼らよりも、はるかに自由な気持ちを失ってしまったように見えたのだ。電車の中で、小さい携帯の画面を見ながら、果てしなく広がる世界を無表情で見つめる我々は、外の現実とバーチャルの隙間に身を置き、創造を絶する世界へのつながりと刺激を求めているようにも見える。
これを機に、ホテルのデイユースで、いろんなホテルに行ってみたいな!!
バーチャルに刺激を求めすぎている今、絶対ホテルでのゆったりまったり時間がお勧めだ!
👆OZmallのサイトからホテルを見るだけでも楽しそうじゃ!