カーペットとフローリング清掃！

今コロナ禍で、床の清掃の重要さが見直されている。何故なら新型コロナウイルスが床からも発見されているからである。ここでは、以外にカーペットが汚れを隠す構造から、ご家庭でもできるより良い清掃の仕方、について紹介します！

皆さん、こんにちは。今年は雨が多かったからでしょうか、蝉がなき始めるのが遅かったですよね。ミンミンゼミが真夏の到来を告げると同時にクマゼミの濁音を聞くと一気に宇宙へのトランス状態に引き込まれていきます。蝉の鳴き声は不思議です。夏へ同化しながらもその先にある宇宙へとつながる瞬間がありませんか？夕方になりヒグラシの声を聞くとその短調な詫びしい音階から妖怪がまだ森に潜んでいることを思い出させてくれます。すべては壮大な自然が奏でるオーケストラ！一瞬に過ぎていく夏に浸りましょう。

カーペットとハードフロアーの違い

さて、コロナ禍でおうち時間が長くなると、ソファだけでなく以前より床でゆっくりする時間が増えたのではないでしょうか？お掃除前に床面の特性を見てみましょう。

ホテルには様々な共用部分があり、その床の特性に応じ掃除道具や清掃方法を使い分けています。

日常頻繁に使用する清掃道具と定期的にディープクリーニングで使用する道具はその目的からも形状が大きくことなります。

日常清掃にはなるべく小回りの利くものを使用し、定期清掃では大がかりな道具を使ってゲストのいない夜間にかけて清掃を行います。

ホテルの掃除は、何と言っても夜間清掃が最も大切です。ムードのあるロビーも夜間は照明を明るくし、しっかりとメンテナンスを行います。掃除機などはデザインばかりに目が行きやすいですが、まずは掃除したい床面がカーペットなのかそれともハードフロアーのどちらなのかを把握し、それぞれの素材が持つ特性を知った上でお掃除をされると汚れの落ちやすさ、終わった後の綺麗さもプロに近づきます。

【カーペットとハードフロアーの違い】

このようにカーペットを掃除する場合、ほこりは外側ではなく、中からかき出しますが、

ハードフロアーは表面の除塵を行うという特性を覚えておくといいでしょう。

【カーペットは何でできてるの？】

カーペットという床材の最も大きな特徴は、多数の繊維による表面積の大きさでハードフロアの約100倍近くあります。繊維と繊維のすき間にある空気層の大きさが体積の90%であり、繊維部分はたったの10%と言われています。すなわち「カーペットは汚れを隠す床材」といわれるように、私たちの目に見えないところでその繊維の容積と同じ量の汚れを内部に隠し持っています。

このように様々な特性の繊維と特性がある！

【カーペットの種類】

【ハードフロアとは】

固いフローリングのことをハードフロアと言います。「平滑な床材は磨けば光る」というのがハードフロアーの基本的な清掃の仕方です。フローリングの日常掃除にはまず、コードレスの掃除機がお薦めです。その後モップを使用しウェットクロスで汚れを除去、その後ドライクロスで拭きあげることによりよりきれいになります。汚れがとれすっきりし見た目が違います。木、アクリル樹脂、ステンレス、ガラス、石材、塗床、など曇る素材はほとんどのものが磨けます。磨きの原理はありとあらゆる素材に適用できますが、ご家庭では日常のお

掃除の継続が最も重要です。

今コロナ禍で、清掃の大切さが再度見直されています。ホテルでは靴を履いたまま外から沢山の方が出入りするため、手に触れる箇所の清掃回数はもちろんのこと、床に関しても汚染が広がらないために日々しっかりとメンテナンスを行います。

玄関前にはマットを敷き、そこから汚れが放射線状に広がることを防いでいます。ホテル内部にもたくさんの消毒できるマットを配置し、床のメンテナンスのみでなく感染予防の配慮を行っています。

ホテルでは見えないところに、時間をかけメンテナンスを行います。カーペットと同じで、私たち自身の中にもまだお掃除が届いていない容積が残っています。お掃除をしているとその奥深さにも気づかされます。それは、表面だけでなく自分の心の声や日頃の生活の細部を意識するとお掃除ができるようになるかもしれませんね。