最近の気候変動の影響はここ日本でも顕著ですよね。それは想像をはるかに超えて、厳しい。寒暖の差が激しい!という言葉をよく耳にする。以前私たちが経験していた気温の高低差より増々ふり幅が大きくなり、身体への負担がとても大きくなった。ホテルは、24時間制のシフトを導入している為、一人でも体調を崩してお休みしてしまうと、オペレーションをきちんと回すことやその日の調整というものが難しい職場なのだ。ホテル自体は以前よりも、活気づき本当にありがたいが、ホテリエにとって、日々の健康維持ほど気を使っているものはない。そこで、一見ひ弱にも見えてしまうホテリエの管理人がどのように健康を維持しているのかそのいくつかの極意を共有していきます。
1. 体内に外部と同じ環境を作る
夜勤を始めた当初、眠れない日が続いた。その時夜勤一筋20年の顔もふくろうみたいになっちゃった先輩に教わったいい話がある。
彼曰く、眠れなかったら、昼間に夜みたいな環境を作ることだよ。とふくろう先輩が教えてくれた。
具体的にはこうだ。まず、ホテル並みの遮光カーテンを購入し、寝るときに外の光が室内に一切入らないよう遮断する。
これで、部屋の中に夜と同じ環境が出来上がる。
後は、ベッドに入る時に、暖色系のライト、または、キャンドルなどで癒しの空間を作り、気持ちを落ち着かせる。
そうすると、自然に昼間でも夜みたいな気持ちで就寝することができる。
一番注意したいのは、宅配業者などの来訪でピンポーンに邪魔されないようにあらかじめ時間を確認しておきましょう。
管理人もこの環境を整えてから、夜勤でも昼間の睡眠を十分確保することができるようになった。
お風呂とシャワーで、先取り寒暖の差対策をしよう!
季節の変わり目は、寒暖の差が大きいですよね。だれもが風邪をひきやすい時期。ホテリエも気を付けている。
そこで、今空前のブーム?のサウナに行かずとも、お家でサウナのような状況を作って見るのがお勧めである。
高温のサウナなら、2〜3回出入りするだけでも効果はあるが、水風呂に入ればさらに大きな温度差が刺激となって、
自律神経がピシッとします。そして最後にゆっくり休憩をとることで、大きく揺り動かされた心身が調和され、深いリラ
ックスが得られます。
もちろん、サウナに行くのがベストだが、時間がない場合は家でも、血流を良くするというその効果は十分得られるはずだ。
まず普通にお風呂に入る。朝もすきっと目覚めるために、管理人は、朝風呂に入ってから出勤している。
長風呂である必要は決してなく、朝は暑いお風呂に効率よくつかり、顔の上にお風呂の蓋をして、スチーム状態に3分
入るだけでも、目覚めが違う。
さて、就寝前のお風呂で是非行ってほしいのが、冷水(冷たすぎなくても大丈夫)を必ず体にかけ
てほしいのだ。お風呂→冷水→お風呂→冷水を3回ぐらい繰り返しているうちに、身体がポッカポッカになって来る。
慣れるまでは、冷水をかけることがストレスの人もいるかと思いますが、慣れれば快感に変わって来ます。
この作業の良いところは、風邪をひく時、寒い!ゾクゾクって来るでしょう!それを前もって体験しておくってことである。
身体と自律神経のトレーニングを兼ねている。これにより、風邪をひく回数が激減してくることでしょう。
もう少し余裕のある人にお勧めなのは、入浴後冷たいものをキーンと飲みたくなるが、それを我慢して、
ホテルにあるような厚手のローブを羽織り、白湯を飲んで欲しい。
そうするとうっすらと汗が出て来て良い感じの湯上りになる。良い感じの湯上りというのは、頭もぼーっとする時間が持てる
からである。風呂上がりにその汗があまり好きじゃないという人には、おすすめしないが、
実はその後の睡眠の質が大きくかかわって来るのでおすすめだ。深い眠りにつける。その際、ボーっとしながら、
はあーっと口から長い息を吐いて一緒に悪いものも全部出してしまいましょう。
管理人の場合は、ここで少し気功を入れるがそのトピックはまた次回にお話ししましょう。
せっかく体が温まったので、内臓を冷たい飲みもので冷やすと、今までの質の高い入浴が台無しになるので、注意しよう!
2. 環境から逃げるという選択!
このトピックは、少し風邪とか体には関係ないのだが、職場で元気を保つために必要なトピックかと思う。
管理人の経験をお話しようと思う。
長年仕事をしていると、直属の上司や部下が予期せず自分と価値観が全く合わないという時がないだろうか?
もちろん、自分が少し変?な時もあるが、それはそれで皆自分が大切だから、今回はそのことは横に置いておこう。
お給料をもらっているし、自分が好きで選んで働いている会社だ。
自分から寄り添うべく、自分のスタイルを90度ぐらい相手の方に傾けてヨガのポーズの様に風に吹かれて曲がった木みたい
な状態で相手にアプローチをかけてみるも、関係が改善しない時がある。
続けてみるが、あちらからの歩み寄りは感じられない。ずっと90度の角度のまま、痛いけど続けてみた。
自分の90度の体制は一時的には相手に合わせるために必要、だが、この傾きの時間が長くなると、
最終的には、自分の体も壊れてしまう。
会社だし、いろんな方との社会経験が大切なのもわかる。
それでも、いろんな角度で歩み寄った結果、磁石のU字が崩れて来た。
そして、一人ひとり皆違う個性を持っているという“ダイバーシティ”なんていうカッコいい言葉だけでは片付かなくなってき
てしまった。最後にはネガティブな感情が芽生えてきた。その時が来たのである。
そう。。。管理人は逃げるというチョイスを選んだ。
一件負け犬のように感じるかもしれないが、逃げた方が良い時もある!
今思えば、合わない場合は、時間の無駄になる場合が多い。またの言葉で、波長が合わない。
日常のSmall Talkと言われる、無駄話もないことに気づいた。
そして、本当に必要なビジネスの話しかしない仲間という事に気づく!
管理人は逃げた!波動が絡まない所で長い間いることはできない!お互いが認めあえない場所。
その後、奇跡的に、愛のある転職をすることになった。
一つのものを手放すと、必ず自分に丁度いい塩梅の仕事や人が現れる。
そんな現象前もあったなあ。
管理人がその時一番聞きたかった言葉をその会社の人がつぶやいた。
”あなたを100% 信頼して採用しました。なんでも話ましょう!
”嬉しくて涙がこぼれたのを覚えている。これだ!This is it!と思った。これが必要だった。
あのまま、U字のまま、90度体も心ひねった状態で仕事を続けていたら今頃一体どうなっていただろうか?
信頼とか愛という状態からほぼ遠いところで仕事をしていたんだと!最近気が付いたのだ!
そう、逃げるが勝ち!の時もある。逃げたいと思っている人、その選択はありですよ。
3.空間を作る
ホテルで働いていると、常に、あたりまえのように、広々としてロビー空間が広がっている。
これはホテルで働くことの特権かもしれない。ゲストの非日常がホテリエの日常!な~んてね!
その天井高、天空の広がりや癒しの空間は、脳や心を常に刺激してくれる。
朝には、太陽の朝日、昼には木漏れ日、夜にはキャンドルライト、そしてホテルのアロマの香、
今では日本人の生活クオリティーも欧米並みになり、ライティングや、ベッドリネンなど
ホテルのようにこだわりを持って生活されている方が増えてきているのを感じる。
高額のベッドマットレスやリネン類をホテルで購入してくださる方を見ると、日本も素敵になってきているなと
思う。
その分、ホテルへの期待度がそれ以上にあがっているので、私たちもそれに見合うように日々勉強だ。
ホテリエは、その空間を遠くに旅に出なくとも、毎日その幸せを味わうことができる。
客層でガラッと変わるロビーは本当にいつも刺激でいっぱいである。
ハウスキーピングでは、その空間を夜中のうちにきれいに清掃し、次の日にまた
新品の様に使っていただくことができるような状態まで清掃することを心掛けて、
空間を作るという素敵なお仕事である。
心の空間
ホテルの空間の様に、ホテルでは、ゲストの為に何をして差し上げるかを常に考えている。自分+体内に余裕空間を持ってい
る。それが自分だけの空間ではなく、ゲストの為に思いをはせる心の空間である。
その空間はどんなところから生まれるのか考えてみよう。
一つは、ゲストが何をしたら喜んで頂けるか、気持ちよく過ごしていただけるか、常に考えている。
それを提供するには、ホテル内商品知識を熟知していないと生まれてこない。
なるべくこのような素敵なサービスを体験してほしいと思うからである。
もう一つは、やはり自分への愛である。人にやさしくするには、自分を普段から大切に取説することが必要である。
同じように違う部署のスタッフに対しても同様です。
管理人は、趣味で、気功、ヨガなどを楽しんいますが、自分に向き合う時間を取る大切さを実感する。
大切なのは、自分に向き合い、心からありのままの自分を好きになること!
そんなこと簡単にできるわけないですよね。
一番手っ取り早いのは、”ありがとう!”という愛の言葉を頑張っている自分に毎日毎日かけてあげること。
きっと、自分の体の中にじゅわじゅわーと空間が生まれてくると思います。
自分に対して良い言葉を発して、体の空洞の中にも響きわたり、自分に優しく話しかけることで、体をいたわり、空間を作る
のに役だつ。ホテルウーマンの様に、元気印になりますよ。いつも決して無理はしないでくださいね。逃げても良い。
自分に一番優しくすることができると体からも素敵な雰囲気が醸し出されてきます。
今日もこのブログを読んでくれてありがとう!