管理人は、ホテルを舞台に掃除をライフワークとしてきました。そして時々実践している中で”これだ!”という掃除の哲学のようなものに出会います。掃除は生活の一部であり、仕事をしているという感覚ではないが、沢山の事を気付かせてくれる道です。ホテルにブランド哲学があるように、掃除にも哲学があります。そのお陰様で、今までに良いご縁に恵まれ継続して来れました!よろしければ、皆さんも是非管理人の掃除道を参考にしてみてください!
1.気付きの道
まず、床を半分きれいに拭くと、残りの半分の床の汚れがよくわかるようになります。今度は残り半分を掃除すれば、また最初にきれいにした床の汚れだけでなく、他の部分の汚れにもまた、気付くようになります。このように掃除を毎日毎日地道に行うことで、気付きの感性というものがどんどんシャープに磨かれていくのがわかります。
気付きの感性が磨かれていくと、部屋にも新たな空間が生まれ、自分自身の心にも空間が出てきます。そうすることで、自分の周りにあふれている豊かなことをキャッチできるようになります。
ホテルでは、掃除の観点だけでなく、何かいつもと違うなあと察知できる、危険予知能力も鍛えることができるようになります。
2.イメージを先行する
お掃除をする時は、まず先にきれいになった風景をイメージしながらお掃除をします。
一般的には
2. のやり方でお掃除をしていると動作の全てが気功状態になり、お掃除をすることで心身共に気持ち良くなってきます。
よく見える場所だけきれいにするのも良いですが、ホテルでは、よく目にする場所(陽の意識)も、隠れて見えない場所(陰の意識)も定期的に掃除をしますので、その時、無意識と深くつながります。無意識のクリーニング効果で、心が無心になり、瞑想効果も得られ、掃除が終わった後の爽快さは、格別なのです。
隠れて見えない陰の意識を想像することは難しいかもしれませんが、部屋に潜む邪気など、目に見えないものを出すには陰の意識を持つことが大切になります。隠れている場所の掃除を行うと、無序化から有序化に変わる瞬間がわかります。
3. 右回りと左回りの力
掃除をする時の方向について….
この感覚は、ネジや蓋などを回してもらうと時計回りと半時計まわりの微妙な感覚をつかみやすいので、掃除をする前に是非試していただきたいです。
しかし、これはあくまで管理人の仮説であり、ホテルに於いて品質管理の基本は、ハウスキーパーのクオリティや地道な日頃のトレーニングやインスペクションの賜物である。
過去関連ブログ、👉インスペクションはホテル新「おもてなし」!
👉部屋の汚れは心を映す鏡
👉掃除で直観力を磨こう
も是非ご覧ください!
掃除道とは、管理人のホテルでの掃除の極意が詰まっておるなあ!