整理したい時のマジックワード！

☆ホテルの費用には運営費と設備投資がある。設備投資の内容を考える際、本当にこれは必要な投資なのか？それともあったら便利という程度なのか？と物事を整理していく方法がある。感情の整理にも応用できるマジックワード、考え方について説明しています！

「Must Have」と「Want Have 」

皆さん、こんにちは。まだまだ残暑が厳しいですね。今コロナ前と同じ頻度で通勤されている方、またテレワークに完全シフトした方、たまに通勤されている方など、働き方が大分多様化してきているのがわかります。

今までのノーマルな日常が、非日常となり、非日常と感じていたものが、ニューノーマルになったりと、生活しながらも自分の居場所を調整し、まるで最初に入れ歯を入れた時の様に少しずつ自分になじませながら、噛みやすい歯になるよう慣れない歯を微調整しているような今日この頃の生活の中で、自分の感情や方向性を整理分類する時に使えるマジックワードがあります。

それが「Must Have」 と「Want Have」という単語です。

「Must Have」あるべきもの！必要とされるもの

「Want Have」あったら良いな！欲しい欲求

この二つのマジックワードは、ホテルでも、決められた予算の中、家具や備品などを購入するかどうか検討する時にも使われる整理法の一つです。

例えば、” 客室用にマッサージチェアがあったらよかった ” というコメントをゲストから頂いたとします。まずはそのようなデータが過去にあったか調べてみます。サービスの向上のため、ホテルのファンやリピーターゲストの意見は大変貴重でいつもありがたいものです。しかし現実的にすぐ購入設置をするかどうか社内で検討するときにこの考え方が役に立ちます。購入したいものが「Must have」 なのか 「Want Have」 なのか整理し決定をします。「Want Have」に分類され、すぐには購入につながらなくとも次回ご来館時、前回のご要望に何らかの形で答えさせていただくため、ホテルではすべてのリクエストやコメントは個人のプロファイルとご意見集約データプロファイルへと記録されたびたび見直されます。

「Want Have」 がいつのまにか「Must Have」のトレンドへ変化していないかデータを抽出して定期的に見直すことが大切である。

この考え方は、普段の生活で自分らしさを発見する時にも応用できます。私たちが長い間良かれと思ってきた事も、実はご両親やパートナー、年月を共にしたご家族にとっての”こうあるべき”「Must Have」のことがあります。それは自分がこれをやりたい！This is it! これだ！と強く感じた時に周りの「Must Have」の声が先に入ってきて、いつの間にか自分らしくない「Must Have」を選んでいることがあるからです。長い間、家族や会社生活をしている間に、体や考え方の方向性が他人ベースになっているからです。

「Want Have」本来の自分らしさや自分を取り戻すためには、一人時間を積極的に作ることがとても大切だと思います。時間を取れない場合は、週に1度でも良いので、ぼーっとしたあとに湧き出てくる自分の “こうしたい” という感情や考えを書きだしておいてみましょう。

カフェや空間に広がりのあるホテルなどはお薦めの場所です。管理人にとって空間とは＝スペースを空ける！ですので、その空間をぼーっと眺めるだけでも、私たちの中にもスペースを作ってくれますよ。どんなにあわただしい一日も、ホテルのような大空間や大自然を眺めるとゆったりとした気持ちを取り戻すことができます。

管理人が文章を書きたくなる時間は大体午前5時から午前8時、または午後11時から午前12時頃の時間帯です。東洋医学の考え方である「子午流注」を見てみるとこの時間帯は次のようなことに関係していることがわかりました。東洋医学の古代思想はいつも興味深いです。

□卯時（5時から7時）
・「大腸」の時間です。デトックスを行い、1日の生活を気持ちよく始める。

□辰時（7時から9時）
・「胃」の時間帯であり、朝食に最適なタイミング。

□子時（23時から1時）
・「胆」の時間とされ、胆石がある方はこの時間帯には就寝が良い。また「胆」は決断力と関係するため、その欠如がある方は、早めにお休みすること。

管理人は、確かに辰の時間は朝食の時間と兼用で、文章を書くのがはかどるが、子の時間に書いた文章にはこれで良いのかと迷いが残ることがある。気の流れを意識することにより、清掃や文章力も良い流れに乗るのかもしれません。