【ホテル求人】現役ホテルウーマンが解説!多様化する部門や役割の現状2021年版

☆長い自粛生活を経て、ホテル業界にも働き方改革が進んだ。サービスの現場以外の部署では、自宅からのリモートワークも視野に入れた働き方へと変わってきているからだ。これにより、ホテルへの転職を目指している方にも朗報! 今までとは違う、多様化するホテルの働き方や、新たなフィールドからの採用が広がる。最近職場で、変わったこと、感じたことをまとめてみました!

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桜咲く今、人々は街や公園にどんどんと出向きたくなる季節。求人広告には、ホテルをはじめ観光業の動きが全く見えなかったが、今少しずつではあるが新規求人情報が告知されるようになってきている。

ホテル業界以外からホテルへの就活を考えている方の中には、24時間、365日営業のホテルで働くことを不安に思っている方も多いと思います。しかし、今それが逆にチャンスでもあります。何故なら、ホテルには様々な部署と職種が存在しており、その働き方や専門職の採用も優秀な異業種からの採用を進めているからだ。その背景には、進化したAI、システム管理の導入、そして人前でのプレゼンからSNSへの発信力など、今まで以上にシンプルなサービスの提供を固守しつつも、効率的な働き方や、顧客へのアプローチが増えているからだ。

それではホテルに、どのような部門や役割があるか見ていきましょう!

ホテル部門

ホテルには、構造上、いくつかの部門の分類の仕方がある。その一つの分け方として、次のフロント(表)とバック(裏)という分け方を紹介します。

ホテルの目に見える部分の表舞台で働いている、主に接客やサービスを担当する部門の事をフロント・オブ・ザ・ハウスと言い、ホテルの目には見えない、裏方で働く管理部門など、直接接客をしない部門の事をバック・オブ・ザ・ハウスとか、ハート・オブ・ザ・ハウスと呼んでいる。

フロント・オブ・ザ・ハウスは表の顔であり、次の部署から成り立っている。

ドアサービス、ベルサービス、ゲストサービス、ゲストレコグニッション、フロントデスク、コンシェルジュ、レストラン、バー、リテイルショップ、ウェディング、スパ、ビジネスセンター、コンフェレンスサービスなどがある。

バック・オブ・ザ・ハウスは裏方の顔である、主に次の部署から成り立っている。

経理、人事、セールス、コミュニケーション(PR)、宿泊予約、レベニュー、レストラン予約、ハウスキーピング、IT、エンジニアリング、購買、顧客管理、キッチンなどがある。

ホテル = イコール、接客業のイメージが強いかもしれませんが、もし皆さんがホテルで働くことに少しでも興味があるなら、他の業種にも必ずあるエッセンシャルな部署が存在している。

それが経理、人事、セールス、コミュニケーション(PR)、IT、エンジニア、購買などの部署である。

実際、これらの部署はホテル業界からだけでなく様々なバックグラウンドのタレントから構成されている。他の業界からの転職組も大勢働いている。

専門職になるので、異業種からであっても、そのスキルがそのまま役に立つため、ホテル業界になじめれば、問題なく活躍できるであろう。

また、フロント・オブ・ザ・ハウス、表の部門でも、英語力、接客などのスキルがあり、人と話すことが好きな方、旅行好きな方もホテルで働くことを楽しめるはずである。フロント・オブ・ザ・ハウスの部門の場合は、週末や、休日出勤ができることや、シフト制で夜にも働けることが必須になって来る。

管理人の場合は、裏方での経験が長いが、表の部署でも働いた経験もある。それぞれに魅力を感じられる。管理人は、清潔な部屋を設え、ゲストお迎えする、裏方の仕事が性に合っている。裏であっても、ゲストと直接話したり、滞在中きめ細やかなサービスで滞在を快適にするお手伝いすることはこの上ない喜びである。

ホテルはサービスを提供する場所であり、その付加価値の中で、最も重要な部分を占めるのが、「サービスする人」です。

サービスをするために、役に立つ資質は、次の6つです。

  1.  コミュニケーション能力のある人
  2.  人の気持ちがわかる
  3.  観察力、洞察力のある人
  4.  ひと手間かけて準備するのが好きな人
  5.  次にどうなるか先読みができる
  6.  何か人より秀でたものがある人

では、実際ホテルで働いて本当に良かったなと思えること、転職して得することを「5つ」ご紹介します。

ホテルへ転職をして得すること「5選」

1. グローバルな環境で働くことができる

まずは、何といっても、色々な国のゲストと出会えるグローバルな環境が目の前に整っていることである。今はコロナの影響で、日本人のゲストの割合が多いが、それでもだんだんと外国人客も増えつつある。

また、ホテル内でのメールや会議は日本語と英語が半々ぐらいである。英語を話せる人や、仕事でも英語を使いたい方には、大変楽しい環境となるでしょう。英語がそんなに得意でなくても、無料で多言語が聞こえてくる環境に自分を置くことができるので、海外に簡単に行けない今、恵まれた環境ともいえる。

キャリアに関しても、海外で働くことを考えている人は、将来的に、本人が望めば、海外のホテルに異動も可能である。今海外にも展開している外資系ホテルに就職した場合は、自分の携帯から簡単にオンタイムで、他国で募集があるポジションなどが確認できるシステムになっている。

2.ホテルにリーゾナブルに宿泊できる

航空会社の人が自分の飛行機をリーゾナブルに利用できるのと同様に、ホテルでも同系列のホテルで、スタッフの宿泊を社員価格で許可している。ただし、稼働や時期によっては予約が取れない場合もある。この福利厚生はホテルスタッフにとって、素晴らしいベネフィットであると同時に、自分のホテルを再発見するのにも役立っている。また海外のホテルで自分と同じ仲間に会えることも素晴らしい機会である。他国の同僚を日本でお迎えする時は、従業員は家族同様、ゲストのように、親しみを込めて、最高なおもてなしを経験してもらいたいと思っている。

お誕生日には、ホテルでの割引食事券やショップでの割引券などが提供されるホテルもある。

3. ゲストに喜んでいただけるで幸せで自分の感度もアップ!

ホテルでは、ゲストがそれぞれの目的により、快適で、ゆっくりと寛いでいただきたいと考えています。その為、ゲストの旅の目的情報を理解し、最善のサービスを提供しています。滞在後に届くゲストからのコメントも最大の励みになります。

頂いたコメントにより、その方の期待度や、何が足りなかったかがより深く伝わってきますので、次回に、より良いサービスが提供できるよう、一つずつ丁寧に記録をしていき、何か問題があった場合には、こちらから連絡し、次回の滞在までに改善できる取り組みなどをお約束し、最善を尽くすと同時に感謝の気持ちをお伝えしています。

今はコロナ禍で、対面でのお話やサービスをする機会も大分少なくなりましたが、笑顔で宿泊頂いたゲストは必ずリピーターとして、お戻り頂くと信じています。日々、ホテルスタッフもサービスの技術や耳より情報などを収集し、更に精進するよう努めています。

4. おいしい社員食堂が常設

ホテルスタッフは、30分から1時間の食事休憩を社員食堂でとることができます。朝食、昼食、夕食の1回の食事をとることができます。これは着替えて外のレストランで並ばないで済みますので、最高の環境です。また飲み物、コーヒー、お茶、なども無料で提供されています。思いがけないレストランや宴会場からのパンなどの再利用などもあります。ホテルの記念日には、宴会場で、ホテルの本格的な食事が社員に提供されることもあります。その日は休日であっても出勤するスタッフもいるほどです。

5. ホテルの広い空間で癒される

ホテルで働いていると、バックにある事務所だけでなく、ゲストスペースとして、レストラン、宴会場、スイートルーム、客室など様々なスペースが広がっている。普通の会社であれば、オフィスビルで入り口から事務所へ直行である。品の良い素材、高級なインテリア、景色など、非日常的な雰囲気を他部署に行くのに移動しながら味わえます。それが一時出来ではあるが、メリハリや心のゆとりが生まれます。空間があると、クリエイティブなアイデアが生まれたり、仕事ににも集中しやすくなります。接客と、オフィスとの行き来がとても良い刺激になり、時には仕事中に歩くことで良い運動にもなります。

ホテル業界に興味をもってもらえたかな?
ホテルは人から見られる仕事!
そのため、実際より見た目より若い人が沢山働いているよ!

寒い日には、まったりと、温泉につかって一息つきたいなあ!

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